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人生儀礼と冠婚葬祭の意義

 

人生には様々な儀礼がございます。
人生の四大儀礼、冠婚葬祭の意義をご説明いたします。

 

人生儀礼として、まず母親がご懐妊いたしますと「着帯(ちゃくたい)の祝い(安産息才)」がございます。

 

そして十月十日後、無事に出生(しゅっしょう)(ご出産)」を迎えますと、これは一家にとりましては子孫繁栄・家系繁栄に繋がるたいへん喜ばしい事でございます。両親はもちろん、祖父母、曽祖父母にとって、子や孫は何にも代え難い尊い宝であります。


それから「命名の儀(お七夜)」、「初宮詣」、「七五三詣」、「十三詣」とお祝いの儀式が続き、そして愈々立派な大人として認められる成人式を迎えます。

 

教祖真筆 御教え

人の世の中で最も尊いことは、子孫を授かることであり、その子を健康に、そして家庭的にも社会的にも人並み以上に責任を遂行できる人間に育て上げることが、親として更に祖父母として、やがては寿命があれば曽祖父母として、見届けねばならぬ大事なことであるということ、そしてそれを見届けられるということは誠に尊いことであり、またそれに勝る喜びはないのです。


婚礼(こんれい)(結婚式)」となれば、二人の新しい門出を祝うたいへん厳粛且つ家族親戚はじめ友人、上司、同僚などからも大いに祝福される喜びに満ちた儀式です。


そして天寿を全うした曽祖父母、祖父母、または父母を皆でお送りする「(そうさい)(葬式)」がございます。故人に対し、これからも子孫代々見守って頂きますよう、心から感謝してお送りするというたいへん尊い大事な儀式であります。


これら「出生(出産)」・「成人式」・「婚礼(結婚式)」・「葬祭(葬式)」の人生四大儀礼はじめ、冠婚葬祭というものは、先祖代々受け継がれてきた日本の誇るべき文化、伝統であり、祝の心であります。

 

この人生儀礼の基本精神は、日本だけではなく世界各国の民族にも様々な型式をもって遺され継承されています。


しかし、昨今これら儀礼を軽視し、無駄を省(はぶ)くためにと簡単に済ませているのが多く見受けられます。これはたいへんな間違いであります。


これら人生儀礼を、神仏・ご先祖様に感謝して賑々しく、できるだけ豊かに執り行わなくてはいけないないのです。これは「葬祭(葬式)」も然り、悲しみの中にも感謝をして、皆で盛大に故人をお送りしなければなりません。


日々の暮らしの中で常に神仏を崇敬する心を忘れず、子は親を生涯敬い大切にし、親は子を可愛がり、やがては孫宝、曽孫宝をみつめて暮らせるよう考えを定め、祖先の示し賜った人生の四大儀礼はじめ冠婚葬祭の意義を今一度深く噛みしめなければならないのです。

 

 

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教祖真筆 御神歌